2013年4月15日月曜日

地震学者に2タイプあり

 13日早朝、兵庫県淡路島付近を震源とする、強い地震があった。私も自宅にいたが、18年前の阪神大震災に比べ、今回の地震は縦揺れよりは、少し横揺れだと思った。
 
いずれにしろ、あの悪夢を知っているものにとっては、いやな揺れだったし、震源が、前回に近いところだと知ってひやりとした。

そして、大きな地震が起こるたびに、同じ感想をもつものが、専門家による分析で、「予測していなかった場所で起きた」というコメントだ。

さらに「現在の科学のレベルでは、地震を予知することはできない」と、前口上を述べるごとも、なんやら胡散臭さを感じるのは私だけだろうか?

つい先日も、東大の地震の先生が、「地中のコンクリートを断層と見誤った」という報道があったが似たようなことか・・・。

今日は、この20年ほど、地震を取材してきたものとして、みなさんに面白い話をひとつ、お披露目しよう。

それは、日本の地震の学者というのに2種類のグループあることをご存知だろうか?

ひとつはいわゆる地震学者と呼ばれる物理学から地震を分析する専門家たちだ。このグループは、物理学を武器に地震波を中心に、いかに地震が起きるのか(メカニズム)、また、どのように地上に住む私たちに被害がでるのかを検証している。

もうひとつのグループがまさに、活断層屋さんとも呼ばれる地質の専門家の人たちだ。この人たちは、実際に土を掘り、活断層の調査を行い、形状がどうなもので、その歴史がどんなものかを特定ことで、活断層をの特性を調べるグループだ。

この2つグループは、あまり世間では、違いを見せていないが、裏方ではときどき主張がぶつかることで、政治家の派閥のような争いをみせてきた。

めだったところでは、まさに18年前の阪神淡路大震災のときだ。震源を淡路島北部にある野島断層ということは共通認識を示したが、被害の大きかった神戸から阪神間にかけての地域で、はたして活断層が存在していたのかで、激論を激論を交わした。

そうした見解の相違がでてくる理由として、挙げられるのが、物理学からアプローチする地震学者らの姿勢がある。彼らは、ほとんど机上の論理で、物事を考えようとしていることだ。すべてデータと数学から、結果をはじきだし、結論をだそうとする。

これまでの取材経験の中で驚いたことは、地震を実際に引き起こした、現場の断層を一度もみようともしなかった地震学者がいたことだ。

一方の地質屋さんも、現地で確認されなかったものなどについては、なかなか認めようとしない人たちがいることだ。

ここで、どちらが正しいといいたいわけではなく、日本の専門家集団というのは「さもありなん」ということをいいたかった。

ちなみに先日、内閣府が発表し、物議を醸し出した、南海地震の被害予測では、この地震学者グループとはまた、別の工学部系の学者を中心とする防災専門家らだった。

官僚もみんな縦割り好き、日本はセクショナリズムが横行する社会だ。これでは、本当に未曾有の災害に対応することができるのだろうか?

南海地震、首都直下地震など大災害までにもう時間はない。

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