2013年4月24日水曜日

大阪駅前にオープン、グランフロントを見て


西日本最大のターミナル大阪・梅田の駅前に、新商業施設「グランフロント大阪 」が開業する。26日のグランドオープンを前に今日、メディア関係者の一人として事前に館内を見せてもらった。


1日の平均乗降者数250万人という"大阪最後の一等地"と言われる大阪駅北地区「うめきた」を舞台とする先行開発
 区域のプロジェクトの一環で、施設内にはファッションから雑貨、レストランまで全266店舗が出店している。店舗などの詳細については新聞、テレビに譲るとして、回ってきた感想をまとめてみたい。


 中に入っての第一印象は、吹き抜けの空間を実に見事に使った施設で、東南アジアを旅してきた私からすると、シンガポールのビル群を連想しさせた。
 

 シンガポールは熱帯モンスーン地帯に属するため、年中蒸し暑い気候が続くため、エアコンが効いたビル内に商業施設やホテルなどを収容する傾向がある。このため、グランフロント大阪のような、人が過ごしやすいように、ビル内に吹き抜けの空間をつくりことが多いからだ。


 これらの仕様は中東の金持ち国・ドバイなども同様のビルが多いことでも、知られているが、つきつめれば、これは何を意味するものか?


 一言でいえば、「管理」システムだ。ビル内にいる人はたいへん、快適に過ごすことができるが、すべて、一括で管理できるようになっていることだ。


 人工的な建物内では、雨風の影響を受けず、虫や動物などもいなく、安全だ。未来に人間が宇宙で生活する際のモデルケースにもなるであろう。


が、「しかし」を感ぜずにおれなかった。シンガポールで初めて、こうしたビルに入ったとき、最初はなんと近代的で、衛生的だと確かに思ったが、すぐに得もいえぬ違和感を感じた。


そのときの感触が今回も思い出された。それは非人間的、非自然的といったことばで表現すればよのだろうか・・・。


シンガポールは、徹底している。こうした思想を、ビルから街すべてに広げている。すべてから、上からの視点で作られている。そして、市民からすると管理されることになる。


それが証拠にあまり知られていないことだが、シンガポールの自殺者の数は異常に多い。そして、住みよいはずの国内から国外に移住する人も多いのだ。


大阪に新しくできた名所は、私たち関西人がつくったものではない。東京、そして、グローバル企業がつくったものだ。


私は路地裏の居酒屋の赤い提灯が大好きだ。こうしたことも、何年か後には博物館入りになるのだろうか?


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