2013年5月24日金曜日

次の南海地震は巨大津波を起こす~その証拠を発見!

千葉市で開かれていた日本地球惑星科学連合大会(学会)で、南海地震について興味深い発表が2つなされた。



ひとつは産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などの研究チームが発表したもので、南海地震による巨大津波についてだ。


研究チームは、南海地震が懸念される紀伊半島で、津波が起こっていたことを示すとみられる堆積(たいせき)物を調査を行った。


その結果、約8000年前から400〜600年間隔で巨大津波が起こっていることがわかった。これの何が発見なのか?


南海地震はご存知の通り、100~150年周期で起こっている。しかし、中には前回の昭和の南海地震のように、規模が小さく津波による被害の小さかったときもあった。


それが400~600年の周期で巨大津波を伴う地震が起きることがわかったのだ。つまり3~6回位のペースで、巨大津波がくることが判明したということになる。


















ここで歴史的にふり返ってみる。前回、巨大津波が発生したのは、宝永時代の南海地震(1707年)だった。このときは、今で言う、東海,東南海、南海地震の震源域が同時に動き、津波は伊豆、八丈島から九州にわたる太平洋海岸沿いに加えて、伊勢湾、豊後水道、瀬戸内海、および、大阪湾まで入り込んだ。


宝永時代は今から約300年間前で、次の南海地震が巨大津波を伴う発生となる可能性も否定できない発見となったわけだ。




二つ目は、名古屋大学の研究チームの発表したものだ。


南海地震が起きる前の30年間に、近畿地方中部で規模の大きな内陸地震の発生が多くなっていることをつきとめた。 


研究チームは、807年以降の大阪や兵庫、岐阜など近畿・中部地方の計9府県付近で発生し、大規模な被害をもたらした主な内陸地震を調査。この間に計8回発生したとされる南海トラフ地震との関係を調べた。


その結果、大阪や奈良など近畿地方中部4府県の一部では、大きな被害をもたらした主な内陸地震は、計8回それぞれの南海地震発生前の30年以内に、半数以上が発生していたことがわかった。例として、伊賀上野地震(1854年、M7)や、河内大和地震(1936年、M6.4)などがあり、いずれも断層が上下にずれる逆断層型だったとされる


直近の1946年の南海地震から約70年が経過し、南海地震の発生周期を100年と考えると、まさに現在が「発生前の30年以内」に相当することになる。今年4月に淡路島(兵庫県)で発生した地震は調査結果と同じ、逆断層型(M6.3)の内陸地震だった。


こうした調査から、現代を生きる私たちにとって、この時代はまさに「地震の時代」でまちがいなく、試練のときを迎えているようだ。




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