2013年7月26日金曜日

原発汚染水流出の発表の遅れは選挙対策!?

福島第一原発からの放射性汚染水の海洋流出の問題。発表の遅れが話題になっている。


東京電力が汚染水が原発の建屋の地下から海に漏れ出していることを認めたのは、今月22日。


この日はどんな日なのか・・・日本人ならば、誰ものがわかる参議院選挙翌日だ。


つまり、話題になっている理由はここにあるわけだ。


「東電は、原発推進を政策に掲げる自民党をかばい、選挙に影響のでない22日に発表した」


発表までの一連の経緯を見てみよう。


福島第一原発の観測井戸では、今年5月以降に、放射性物質の濃度が上がっていることが発覚した。


そして今月に入ると、それが何度か目立つようになり、新聞記事などで騒がれることなる。


これを受け、今月10日には、原子力規制委員会が「高濃度の汚染水が地中に漏れ出し、海に広がっていることが強く疑われる」と指摘。


しかし、東電は「データの蓄積がない」として、海洋への流出を認めなかった。


それから約2週間ばかりでの急な「認め」の発表となる。






今回の選挙では、自民党と野党との最大の争点のひとつが、原発問題だった。再稼動しようとする自民と、反原発や脱原発を主張するほかの野党とのへだたりは大きかった。


もし、選挙運動の最中に、東電が汚染水の流出を認めていたならば、影響は少なからずあったに違いない。


政府・自民党も、東電の発表を受けて「遺憾」批判しているが、あやしいものだ。


原発の事故処理同様、なにもかもをすべて、東電に責任を押し付けようとする政府・自民党の魂胆はみえみえだ。


元々、国内の原発をつくり、今の体制を進めてきたのは、自民党ではないか?


今回の選挙で、影響を受けないよう、東電に発表を遅らせたのは、政権与党の自民党にちがいない。


彼らはフクイチの事故でいったい、何を学んだのだろうか?


これでは、事故以前の原発ムラの構図が、再びよみがえっているだけではないか?


しかし、海洋汚染の問題は、国民をだまし、手なずけるだけではすまされない。





やがて、被害が外洋へと拡大すれば、外交問題となる。


外交などと政治問題だけならば、まだいいが、それは環境問題となり、人類すべての脅威となっていく。


なにしろ、まだフクイチの事故はまったく収束していない。メルトダウンした核燃料がどこに、どんな形で存在しているのかさえもわからずに、ただ、水を注入し冷やし続けているだけが現状なのだ。


汚染水は今後もさらに増え続け、海洋に漏れ出すしかない。フクイチはいまや、放射能を帯びた汚染水を作る、まさに「ミキサー」になっている。


もう、原発ムラの小手先ではごまかすことができないことがなぜ、理解できないのだろうか?


私たち日本人は必ず、大きなツケを払わされることになるだろう。

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