2013年8月19日月曜日

桜島、大噴火!大地震発生の前兆現象か!?

まず、初めにお断りしておきたい。私はこれまでも、多くの地震のコラムを書いてきたが、地震予知については、現在の科学のレベルでは、「不可能」の立場をとってきている。


また、超能力などによる「予言」についても否定的だ。その点をしっかり、読者の人たちには肝に銘じていただき、本日のコラムを読んでいただきたい。


鹿児島市の桜島・昭和火口で、18日午後4時31分に爆発的噴火があった。噴煙は高さ約5千メートルにも達し、鹿児島地方気象台によると、昭和火口としては2006年6月の観測開始以降で最高の高さとなった。


どうやら、桜島を含む、霧島など南九州のある火山が活動強めているようだ。



鹿児島県内の離島火山を研究する京大の井口正人教授はすでに2年前、「1970年代以来、約40年ぶりに南九州全域の火山が連動して活発化する活動期に入った可能性がある」と警告していた。



2011年といえば、<3・11>に東日本大震災が発生するのだが、思い出せば、その前の段階で、井口教授が指摘していた通り、南九州で一連の火山活動が活発化した。


その1ヵ月前の11年の2月には、霧島の新燃岳で爆発的噴火が発生していた。


火山と地震との関係は古くから、語り継がれてきていることだ。


それは偶然のできごとではなく、理論的なものだ。ただし、計量化したりできるものではないために、この火山噴火で、この地震が起きるなどとは、けしていえる状況ではない。念のため・・・。


火山と地震の関係を簡単に理論を説明しておくと、日本列島はご存知の通り、4枚のプレートの上にのっている。


特に関東から、西の地域はユーラシアプレートの上にのっていて、フィリピン海プレートがその下に滑り込んでいる状態だ。


南海地震などはフィリピン海プレートに引きずり込まれたユーラシアプレートが反動で元に戻ろうとした際に起きる地震で、兵庫県南部地震などの活断層による地震も、同じく、プレートのこれらの運動に影響されて起こるものだ。


また、火山の噴火もプレートの動きで圧迫されたマグマが地上に吹き上がる現象で、地震と噴火が、プレートの動きに大きく影響を受けていることがわかる。




では、ここで、過去の火山の噴火と、地震の関係を見てみることにする。


桜島では過去、3回の大噴火があった。文明(1471年)、安永(1779年)、大正(1914年)の3回。


関東大震災の原因となる関東地震の発生と近い時期に大噴火が起きてきいる。


大正期には噴火の9年後、文明期には24年後に地震が起きていた。1700年代の安永期には順番は前後するが、元禄関東地震の76年後に桜島の大噴火があった。


そして、桜島の噴火については、気になることがもうひとつある。それは昭和の大噴火だ。


1946年1~11月の間に桜島は断続的に大噴火した。1月の噴煙では、鹿児島市までときどき降灰する程度だったが,3月にはほとんど毎日となった。


3月 9日午後10時頃から南岳東斜面(標高800m)から溶岩を流れ始め,4月 5日に黒神海岸に,5月21日に有村海岸に達した。

山林を焼失させ,農作物に大被害を与え、1人の犠牲者をだした。


そして、その年の12月21日、M8.0の南海地震が発生したのだ。









被害は西日本各地にわたり、死者1330人、全壊家屋11591棟、半壊23487棟、流失1451棟、焼失2598棟の被害をだした。


津波が静岡県より九州にいたる海岸に来襲し、高知・三重・徳島沿岸で 4 - 6 m に達した。


このように、火山の噴火と地震の発生には、明らかに関連性はある。


しかし、何度もいうが、特定の火山の噴火が、特定の地震の発生につながるわけではない。また、火山の噴火があれば必ず、地震が発生するわけでもない。


防災対策のために、今一度、気を引き締める意味を込めて、このコラムを理解していただきたい。

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