2013年9月18日水曜日

地震でも常識を疑え!東海の前に南海地震が起こる可能性

本日は、久しぶりに地震の話をしてみたい。あの3・11の東日本大震災以降、あまり大きな被害地震が起きていないので、「もう地震は起きない」という勘違いをしている人もいるかもしれないので。


いま、地震のことで私が気になっていることは、東日本大震災のように、次の大地震は、私たちの常識を越える形で、また、発生するのではないかということだ。


具体的に言おう。


気になっているのは「南海地震」のことだ。2020年前後にも起こる可能性が高いといわれる巨大地震だ。


ふつう、地震の詳しい私たち取材者や、研究者の常識からすれば、南海トラフには、3つの地震域(実際はひとつだが・・・)があって、それぞれの震源域に合わせて、東から、東海地震、東南海地震、南海地震と名づけられている。






発生の仕方としては、連動か同時かで、単独ならば、東からで、東海→東南海→南海の順で起きると考えられている。


関西の住む人たちは、東海か東南海が先に起きれば、南海地震に備えることができるわけだ(同時では難しいが)。


だが、東日本震災を引き起こした地震のことを考えると、自然はいつも人間の思うようになってくれない。そして、実は次の南海地震もそうではないかと、近頃ひそかに思い始めてきた。


結論から言おう。


次の南海地震は、いきなり、南海地震だけが起きるのではないかと考えている。


それを裏付ける理由として、2つの気になるニュースがある。


一つ目は「南海地震、過去に東海より先行か」(9月21日神戸新聞)だ。




記事の概略はこうだ。


室町時代の史料が乏しく“未知の大地震”と呼ばれる明応南海地震の発生が旧暦の「明応7(1498)年6月11日」だった可能性を示す文書が、神戸市北区の高原山(こうげんざん)萬福寺にあることが分かった。
約2カ月後の8月25日(旧暦)には明応東海地震が発生。東海・南海の両地震は、何度も同時、あるいは東海が先行して起きているが、南海地震が先に発生したことを示す十分な史料はない。
神戸に被害があったことをうかがわせる記述もあり、専門家は「通説を覆す貴重な資料かもしれない」と話す。


つまり、150年前後で繰り返される南海トラフ地震の過去に、東海地震よりも、南海地震が先に起きたことを示す資料がみつかったのだ。


そして、二つ目の理由。


予知はできないとされる地震学の中で、ひとり「予知はできる」と気を吐く、東京大学名誉教授、村井俊治氏の研究成果だ。


村井氏は国土地理院のGPS観測網を利用した独自の地震前兆を捉える研究を行っているが、それによると、今年1月から四国周辺で警戒すべき移動幅を示す観測点が急増しているという。


愛媛県の宇和島から高知県室戸、和歌山県金屋まで、南海トラフに並行して異常値が出ている。


東海・東南海では異常はないので、いま騒がれている3連動地震にはならないが、南海トラフを震源とする南海地震が起きる可能性があるというのだ。


さらに、不意をつかれることは、南海地震の先行発生だけではない。それに続く、巨大地震の連動発生だ、しかもそれは、東海や東南海だけではない。


何か?


あの「東海地震説」を唱え有名になった神戸大学名誉教授、石橋克彦氏が日本記者クラブでの講演(2011年11月29日)<
http://scienceportal.jp/highlight/2011/111216.html>で重大な発言をしている。


石橋氏は講演の中で、こう自説を説く。


超巨大地震の東日本大震災の影響で、日本列島が全体が大きく影響した。

その結果、東海-東南海-南海地震を起こすためのひずみが増大し、その発生を早めることが考えられる。

駿河―南海トラフでは今世紀半ばまでに巨大地震が起きると予測されているが、そのときは、糸魚川-静岡構造線活断層系までが連動して、さらに大きな地震になる可能性もあると考えたほうがよい。


つまり、石橋氏の説では、南海トラフ地震の3つ地震が連動するだけではなく、日本の中央を真っ二つに割るように縦断する糸魚川-静岡構造線活断層系までもが動くというのだ。





もし、こんな地震が起きれば、東日本大震災どころの被害ではすまないことになる。


もちろん、そんなことは起こってほしくはないのだが、自然は人間のことなどは考えてはくれてはいない。


地震は想像もしていない地域に、想像もしていない規模で起こるものだ。


東日本大震災が起きてしまった以上、日本の近未来にどんな地震が起きても不思議ではない。ブログ読者のみなさんは東京五輪なんぞには、けしてうつつをぬかさぬように。

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